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10周年を迎えた今、感じている「実況プレイ動画」の魅力


こんにちは。Shelです。

「実況プレイ動画(以下実況)」って遊びを初めて10年が経ちました。
父は今年で定年退職、一回りぐらい年が違う妹は今年で大学生になったと
先日母からの報告がありました。

こんな風に家族回りだけでも大きな変化があって、
「20歳そこそこで活動を始めた青年もオッサンになってしまうわな」
と大いに「今」という現実を納得せざるを得ない今日この頃です。

ただ、そんな青年もまさか成人してからの
10年間ずーっと「実況」と共に歩んでいくことになる
とは微塵も思っていなかったでしょう。

・・・訂正します、思っていなかったです。
気持ちは日ハムのヒルマン元監督です。(シンジラレナーイ!)

つまり実況には10年間僕を惹きつけ続けた大きな「魅力」があるわけですよ。

「僕は『実況』のどこに惹かれてしまったのか?」

今回こんな問い掛けを自分に投げ掛け答えたいと思います。

「色んな人に動画を見てもらって自己顕示欲や承認欲求を満たせるから?」
「Youtubeとかで収益化して、ゆくゆくは稼げるようになりたいから?」

こんな気持ちが今現在の自分の中に存在していることは否定しません。
ぶっちゃけ有りよりの有りです。

動画が伸びたらそりゃ嬉しいし、お金なんてめちゃくちゃ大事ですよ?
そっちの収益で設備投資や経費精算できる様になるだけで
勝ち組ゲーム実況者ライフまっしぐらです。

しかし、これは僕の浅はかな雑念から生まれる
一生付き合っていかなければならない欲望であって、
問いに対する回答はもっと根源的な部分にあります。

今回は自信を持って「実況の魅力はこれだ!」って
言える答えを自分の実体験を基にお話ししていきましょう。


1.ゲーム原始人と「ヘッドホン」との出会い

僕にとって「普通にゲームを遊ぶとき」と「実況でゲームを遊ぶとき」
この2つの遊び方の大きな違いは2つありました。
それは「ヘッドホンを付けてゲームを遊ぶ」か否か、
またもう一つは「話しながらゲームを遊ぶ」ということです。

・・・何言ってんの?当たり前だよ。って思った方。聡明です。

しかし、この当たり前な2つの違いが
僕に新しいゲームの体験を与えてくれました。
それが「感動」と「没入」です。

ヘッドホンを付けてゲームをするとBGMとか効果音とか、
タイトルによっては環境音とかがよく聴こえる様になります。
これが僕の中では大発見だったんです。

というのも、それまでゲームを遊ぶときって
テレビとかゲームボーイからそのまま流れる音を
ぼんやりと聴きながらとか、友達と喋りながら楽しく遊んでいました。

友達と一緒に遊んでいるというのに、
ヘッドホンを付けて一人黙々と遊んでる失礼な奴は
少なくとも僕の周りには一人もいませんでした。

そんな状況が当たり前だったんですから、
ヘッドホンを付けて遊ぶという発想がそもそも出てこないわけですよ。
そんなゲーム原始人な男がヘッドホンという名の「火」
一度使ってしまったら一体全体どうなってしまうのか?

僕のゲーム人生はもう「パラダイムシフト」です。

ゲームにおいて「音」の要素がどれほど重要か
そしてゲームの世界の中にはなんて素晴らしい「音」が溢れているのか?
この「感動」を体験として見つけてしまったんです。

こういう体験を一度してしまうと、どんどんと楽しくなってきて

「次はグラフィックだ!テキストはどうなっている!
おいおい待てよ、今のはスタッフのただの趣味だろ!?」

と、食に飢えた蛮族の様に、また新しい「発見や感動」を求めて
更にゲームに「没入」していくようになっていきました。

これだけでも「ゲームってすごく楽しいな」って僕は思ったんですが、
このゲームに没入できる環境から更に「話す」という調味料が登場します。


2.「話しながらゲームを遊ぶ」という面白さ

冒頭では「話しながらゲームを遊ぶ」と一言で表現をしましたが、
もう少し具体的に表現すると
「『考え』や『思い』を言葉にしながらゲームを遊ぶ」ということです。

ゲームを遊んでいる時々に表れる感情を正直に言葉として口に出すと
言葉にした思いって強くなるんですよ。不思議ですよね~。

「楽しい」って表現すれば、普通に遊ぶよりもより楽しくなる。

怖い描写が「怖い」と言葉にし、ときに叫ぶことでより怖くなってしまう。

難しい局面において緊張感や悩み、考えを言葉として表現していく。
諦めずにもがき続けて突破できたときにやってくるカタルシス。
次にやってくる達成感を「やった!」と言葉にしたときはもう最高です。

逆にそんな緊張感の中でようやく、勝利に辿り着けたと思ったら
「じゃあ少し本気を出そう第二形態だ!」とか言われたり、
少しずつ勝利に近付いてると思ったら「まんたーん!ドリーンク!」
とか叫びながら完全回復とかされた日には

もう怒りを通り越してもう笑っちゃう自分がいて、
そういう気持ちの動きを
感じられてすごく楽しいんですよ。

※「まんたーん!ドリーンク!」はぜひメタルマックス2を遊んで見よう!

そうやってゲームを遊んでいく中で「楽しい」「面白い」って
良い方向に気持ちが傾き「ゲームへの没入」と「感動」を繰り返す先で
僕は最終的に実況で遊んだゲームが軒並み好きになりました。

もちろん遊ぶタイトルに応じて距離感を考えて実況をしているので、
毎回フルダイブで遊んでいるわけではないです。

ときには中のキャラクターの一部になって自分の感情を口にしてみたり、
世界を俯瞰するオブザーバーとして、キャラクターたちを愛してみたり、
その時々で自分の中のベストをチョイスして遊んでいます。

ゲームも 新旧神ゲーから世間一般でク○ゲーと言われてるゲームまで
年代やジャンルを問わずそれなりの数のタイトルを実況で遊んできました。
その中で実況動画として関ってきたタイトルについては
「楽しくなかった」って思ったタイトルは1つもありませんでした。

僕の実況を肯定的に受け入れていただいた方から
「遊んだタイトルへの愛を感じる」という言葉をいただくことが多々あります。

これはつまるところ
「実況がもたらしてくれる体験を通して、どんどんゲームが好きになり
その過程でどんどん愛があふれていったんだろうな。」
というのが僕が辿り着いた答えです。

この実況だからこそ味わえる魅力に気付いてしまった
ゲーム実況者のShelくんはもうやめられない止まらないです。

「本気で愛していきたいゲーム」が世の中に存在し続ける限り
愛にあふれている強い男として、
「実況」はライフワークだなぁって感じながら続けて行きます。

もちろん、視聴者さんが増えて収益化とか、活動の幅が広がったりとか
自分の土台が大きくなっていくのは大歓迎です!

今後も「まだ見ぬ未知なるタイトルを愛するために」遊び続けます。
どこかの実況でまたお会いできることを楽しみにしています。


おまけ

先日お昼休みで食事したお店に黒綿棒が置いてありました。
これが一世を風靡した黒綿棒かぁと数年ぶりに耳掃除をしてみたら、
耳垢が詰まってしまったみたいで左耳が聞こえなくなってしまいました。

これは仕事に支障が出るぞ!と慌てて耳鼻科に行って耳掃除してもらったら、
なんと丹精込めて作った平均から5倍サイズのねりけしみたいな耳垢が取れました。

今はとっても快適です。

Shel